そら

いつもここにいて

ぼくをつつんでくれる

きいて きょうね

悲しいことがあったんだ

何気ない一言がね

ぼくの心をグサッと突き刺して

でね 自分の価値に傷がついたように思ったんだ

ぼくは 自信がないから

他人の評価が怖くて

嫌われてるんじゃないかって

ぼくが ぼくを好きになれれば

いいのにね

きいて

嬉しかったことも話すからね

挨拶をさ したんだ

声をかけたらね おはようって返してくれたよ

挨拶は気持ちいいね

ねえそら

あしたもそこにいて

はなしを きいてね

そら、はる

そら、はる

そらに春がきた

南風がふいている

きれいに見える ほしぞら

冷え切った指先に花が咲いた

そらに春がきた

洗濯物ものが乾いている

梅の花が さくらのつぼみが

花壇の菜の花が

春を知らせている

夜が空から降りてきて

みんなの夢の中にはいっていく

つらかった出来事も

嬉しかった出来事も

夜が全部つつみこんで

今日のうちに 砂糖菓子になる

夢の住人が 食べに来る

夜はまた 空にのぼって

朝とハイタッチをかわしたら

また来るねと行ってしまう

僕のために

僕は僕のために生きていこう

自分のために時間を使い

自分のためにお金を使い

自分の幸せのために生きていこう

家族のことを思い

家族の幸せを願い

僕の幸せとなる

 

僕は僕をないがしろにしない

自分のために生きていこう

ありのままで

繊細で傷つきやすいわたし

そのままでいいんだよ

小さなことにくよくよするのも

温かいココアでものんで

ほっとしよう

悲しくて泣きそうな時も

街を歩いて本屋に行こう

布団にくるまって泣いてしまおう

お風呂に入ってためいきをつこう

強くなんかなれなくたって

ありのままで わたしのままで

生きづらくて 安定剤をのんでも

ありのままで わたしのままで

未来はつづいてる

生きていこう

死にたくなっても それでいいんだよ

それがわたしだから

強くないわたしだから

ありのままで わたしのままで

生きていくの

受け入れることが はじまりの一歩

変えよう 強くなろうなんて

しなくていいの

今のままでいい

今のまま一歩すすむの

楽しいをしよう

ぼくらは真面目に生きている

それだけでも十分えらいこと

だけど一度きりの人生

楽しいことをしよう

ただやつれるだけの毎日じゃ

色褪せていってしまうから

友達とお酒を飲んだり

スーパー銭湯でのびのび過ごしたり

家族で広い公園におでかけしたり

ホテルに泊まって贅沢したり

楽しい!って思うことしよう

それはきっと宝物になる

たくさんの楽しいで

生きていこう

疲れちゃった

疲れちゃったなぁ

疲れちゃったよ

頑張ることにも

つづく毎日にも

ああ 休みたい

空をぼーっと見たい

ミルクティーをのみたい

布団にどっぷり沈んで寝たい

温泉につかりたい

何も考えたくない

身の回りのことなにもしたくない

ただぼーっとしていたい

生きている

とことこ とことこ

歩いて行くの

わたしの歩幅はちいさめ

ゆっくり ゆっくり

生きていくの

わたしの人生は

スローペース

人より敏感で

人より過敏で

弱音も吐けずにくじけてしまって

今はもうゆっくりにしか

生きられない

それでもいいの

波があるけど

死にたくなる時があるけど

それでもいいの

生きているの

sora

空は青い

今日の空も青い

どこまでも続いてる

気持ちいい空

空のむこうは宇宙

悲しい気持ちも

嬉しい気持ちも

いつでも受け止めてくれる

あの空を自由に飛べたら

きっと気持ちいいのだろう

空になりたい

死んだら空になりたい

どこまでも青くなりたい

青い青い空になりたい

曇り空

曇り空

僕の心の中みたい

重い水がたまってずっしりしてる

この雨をぜんぶ落とせば

軽くなって風にのっていけるだろうか

 

僕のいた部屋には

散らかった雑誌やゴミがある

全部捨てたら

軽くなって風になって

飛んで行けるのだろうか

 

曇り空 窓ガラス 湿度で濡れた

また明日 こんどは晴れるかな