生きている

とことこ とことこ

歩いて行くの

わたしの歩幅はちいさめ

ゆっくり ゆっくり

生きていくの

わたしの人生は

スローペース

人より敏感で

人より過敏で

弱音も吐けずにくじけてしまって

今はもうゆっくりにしか

生きられない

それでもいいの

波があるけど

死にたくなる時があるけど

それでもいいの

生きているの

sora

空は青い

今日の空も青い

どこまでも続いてる

気持ちいい空

空のむこうは宇宙

悲しい気持ちも

嬉しい気持ちも

いつでも受け止めてくれる

あの空を自由に飛べたら

きっと気持ちいいのだろう

空になりたい

死んだら空になりたい

どこまでも青くなりたい

青い青い空になりたい

曇り空

曇り空

僕の心の中みたい

重い水がたまってずっしりしてる

この雨をぜんぶ落とせば

軽くなって風にのっていけるだろうか

 

僕のいた部屋には

散らかった雑誌やゴミがある

全部捨てたら

軽くなって風になって

飛んで行けるのだろうか

 

曇り空 窓ガラス 湿度で濡れた

また明日 こんどは晴れるかな

あわのもりとにじのおか

あるところに あわのもりが ありました。

あわのもりには あわでできた ふわふわのきが たくさんはえていて

ぱちん ぱちんと はじける あわのはなが さいていて

にじいろにきらめいていました。

ときどき あわのもりには あめがふりました。

あめがふると あわはとけて ながれていきました。

にじいろのかわになって にじいろのうみにながれていきました。

あめがやむと またぷくぷくと あわのきがそだって

ぱちんぱちんと あわのはながさきました。

まいごのしずくが あわのもりにやってきました。

「ここはどこ?」

しずくはたずねました。

「ここは あわのもりだよ」

あわたちはこたえました。

「ぼくは みずのさとからきたんだけど にじのおかはどっち?」

「にじのおかは あっちだよ」

「ありがとう」

まいごのしずくは ぴちゃんぱちゃんと おどりました。

「にじのおかに なにしにいくの?」

あわはたずねました。

「にじのおかで きらきらパーティーがあるのさ。

ぼくはしずくのおんがくを かなでにいくのさ」

ぴちゃん ぱちゃん

「それはすてきだね!」

「よければ おいでよ」

「いいの? ありがとう」

しずくと あわたちは にっこりしました。

「ぼくは さきにいくよ」

「いってらっしゃ〜い!」

あわたちは しずくをみおくりました。

にじのおかで きらきらパーティーなんて とてもみりょくてき。

あわたちは ぼよんぼよん にじのおかにむかいました。

そこでは とてもすてきでカラフルな きらきらパーティーが ひらかれていました。

しずくが ぴちょん ぱちょん おんがくをかなでています。

にじいろのライトが あちこちでひかっています。

おいしそうなごちそうが ならんでいます。

「わあ すてき!」

あわたちは そこで ぷくぷく ぼよんぼよん

パーティーをたのしみました。

「やあ たのしんでる?」

しずくが ぴちょんぱちょん おどっています。

「すてきな パーティーだね」

「きょうは にじのたんじょうびなんだよ」

「それは めでたい!」

「にじさん おたんじょうび おめでとう!」

鬱になる。

鬱になって2週間がすぎた。

希死念慮が強く,薬を調節してもらった。

親に頼って、なるべく寝る。休む。

食欲もあまりない。

午前はほとんど寝ている。

午後になるとやっと洗濯を回せる。

流しはごちゃごちゃ。

部屋もぐちゃぐちゃ。

気持ちはどん底。

いつ鬱が終わるだろう。

鬱と躁ならどっちがいいかな。

生きなくちゃ

まるで

足が擦り切れたかのよう

踏み出す一歩が 重くのしかかって

傷が増える

 

ここにいても

空が狭いなら

いっそ遠くへ行っても

かまわないかな

 

空いたお腹が

時間を知らせる

そうだ 食べなくちゃ

 

生きなくちゃ こんなでも

好きなこと

好きなことを忘れていた

頑張ることに必死になって

好きなことをするのを忘れていた

好きなことに触れるのを我慢していた

とつぜん頑張れなくなった

頑張る一歩が踏み出せなくて

そんな自分を恥じた

やめたやめた全部やめた

なにもできない自分に価値はない

ただ時間が流れて

ただ風が流れて

ふと好きなことを思い出した

そうだ音楽を聞こう

絵を描こう

遊園地に行って

遊び倒そう

コーラを飲んでビールを飲んで

焼き鳥食べてラーメン食べよう

我慢するのなんでやめよう