牙をむいて

今日も憂鬱な希死念慮が襲う夜は

牙をむいて

振り回した腕で世界をなぎ倒し

孤独と戦い暴れる

口から出る暴言も

無性に引っ掻いた傷痕も

妄想の中の出来事で

ほんとはただ

天井を見つめて横たわっているだけ

暴れられたらどれだけ

気持ちがいいだろう

真面目すぎて感情のままにぶつける事すら

できやしない

鋭い牙は

自分の心をぐしゃぐしゃに踏みにじって

引き裂くためだけにある

もっと優しく

私に優しく出来ればいいのに

悲しい歌も

私を癒すことは出来なくて

私がつけた傷跡が

私をいまだにいじめぬいて

自分の味方になれないこの世界が

私の味方になってくれることはなくて

憂鬱な私の心がまた

憂鬱をつくりつづけている

散らかった部屋…片付かない…助けて

頭の中がゴチャゴチャしている。

楽しいことが楽しくない。

憂鬱な気分に覆われた世界。

それが抑うつ状態。鬱期。

からだは重い。感情がわかない。

横になっているのに悶々とし続ける、休めていない。

ため息を大きくつかないと、息が吸えてない。

部屋はぐちゃぐちゃ。

憂鬱。憂鬱。憂鬱。

お金を稼ぎたい。障害年金は生活費と躁状態で消えていく。

私はお金を使うことに不安がある。

こどものころ、学校で「ユニセフ募金」があった。

善意の塊だった小学生の私は、小学生にとっては高い「1000円」を寄付した。

どきどきしながら親に話した。その途端、叱られたのである。

私はこの体験以来、自分で判断してお金を使うという行動に自信が持てないでいる。

生活に必要なものを買うことはできる。ただ、欲しいと思ったから買う、ということが不安だ。そして買ってしまったあと罪悪感を覚える。欲しいものを買ってもそれでは不幸である。

iPadminiが壊れてしまった。修理するとまるっと買うのと変わらない値段がかかるという。

そしたらば、新しい機種を…となるといいやつが欲しくなる。キーボードを含めて10万以上。欲しいが判断できない。いや、自信が無い。

金を稼げればいいのに。自分の金だったら好きなだけ使えるのに。

躁状態のときは、後先考えず80万使ってしまう私は、普段はびびりなのだ。

そう考えると躁状態の異常さがよくわかる。

私はまだ働くことができる状態ではない。

服薬をして生活していくのがやっとである。

金が欲しい。

私を活かして稼ぐ道はないか。

働きに「出る」ことが難しいので、家で、、そう、文章を書くような(・ω・)φ仕事はないだろうか。

私の文章に価値は生まれないだろうか。

まだまだ生き方模索中。

自己矛盾を受け入れる

私は、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような人だと比喩される。

実際に、自分の中で本音と建前の折り合いがつかずに、駆け出しては転び、駆け出しては転びを繰り返している。

真面目になって100まで頑張りもすれば、もう何も出来ず遊びたくなってはっちゃけてしまう。

青が好き。ピンクが好き。

かっこいいが好き。可愛いが好き。

貯金したい。散財したい。

いろんな自己矛盾を抱えて、誰しもが生きているのだろうけれど、その差が激しい。まるで、ジェットコースターのように。

だけど、考えた。

そうだ、自己矛盾をしている自分も自分なんだ。

受け入れよう。

そう思ったら、心が少し軽くなった。

私は私なのかも。

そのままでいいのかも。

自己矛盾している、両極端な、アクセルブレーキ全開なのが私で、それでいいのかも。両方を許せばいいのかも。

我慢しなくていいよ、建前に従わなくていいいよ。

本音でいいよ。その代わり、真面目でありたいっていう気持ちも、本物だから、誤魔化さないでね。

やっと自分のばらんすが作れそうな気がする。

空はどうして青いの

空はどうして青いの

もしもわたしが この世界に生まれて

そらが青くなかったら

悲しくて泣いてしまうにちがいない

このそらはいつまでも わたしのものでいて

つらかったときも

うれしかったときも

わたしのものでいて

うつになってから体がうまく動かないの

なまりみたいに重くなって四肢をつかまれてるみたいで

頭の中でさえ ぐるぐると良くないことが堂々巡り

息をすえない 吐けもしない

空の青さは そんなわたしを

少しでも救ってくれるの

だからどこまでも続いていて

どこからでも私を見つけて

そっと抱きしめて

そのやさしい色で

混合期

鬱なのに行動力がある。変だな。

ちょっと前の躁状態はそこそこ高かった。だからずーーーんと鬱が来たと思ってたのに。

希死念慮と衝動性の相性は良すぎる。危険。

逃げたい死にたい消えたい。

思わず家を飛び出した。踏切の前のベンチでぼーっとする。

でも私には理性がある。家族がいる。守る未来がある。

それさえも投げ出して逃げたい。疲れた。私は追い込まれている。自分に。自分自身が私の首を絞めている。

我慢せよ。抑えろ。やるべき事をやり、やりたいことはやめろ。

私が私に追い込まれている。だから逃げ出しても死ねない。

私はオランザピンとロラゼパムをのんだ。馬鹿なことする前に。でもせめてもの抵抗で、1錠のところ、2~4錠ずつ口に放り込んだ。

逃げられないなら、寝てしまおう。

家族に連絡する。

家族がむかえにきてくれる。迷惑をかけてしまった。でも死ななかったから許して。逃げ出してしまわなければ、私は私に殺されるところだったの。

好きなことをしていい。

我慢しなくていい。

それを忘れてしまうの。私は生きが出来なくなってしまうの。ずっと。私を無視する私のせいで。

混合期が来ている。

お金をいくら好き勝手使ったのか分からない。まだ足りないの。もっと買いたい。

達成感が得られるの。

自由に外出することや、好きに買えると言うことに達成感を感じるの。

許して。私は家事をきちんとしてる。

洗濯を1日3回している。トイレ掃除もしている。育児も、夏休みの宿題の面倒を見たり、病院に連れて行ったりしてる。こんなにやっている。

だから自由をちょうだい、私を許してください。私が私でいられることを許してください。

私は脳にバグがあるの。そのために双極性障害になっているらしいの。だからお薬を飲むの。苦しくて辛いけど生きたいの。私の希死念慮は、「生きたいなの」。

そら

いつもここにいて

ぼくをつつんでくれる

きいて きょうね

悲しいことがあったんだ

何気ない一言がね

ぼくの心をグサッと突き刺して

でね 自分の価値に傷がついたように思ったんだ

ぼくは 自信がないから

他人の評価が怖くて

嫌われてるんじゃないかって

ぼくが ぼくを好きになれれば

いいのにね

きいて

嬉しかったことも話すからね

挨拶をさ したんだ

声をかけたらね おはようって返してくれたよ

挨拶は気持ちいいね

ねえそら

あしたもそこにいて

はなしを きいてね

鬱期来る

頓服を飲んで寝る

とにかく寝る

肉食べる

やってもいいかなと思うことだけする

お風呂や歯磨き、着替えや身だしなみは最低限

希死念慮はやり過ごすしかないけど辛い

衝動的なのがいちばん危ない

鬱期を自覚すること

そら、はる

そら、はる

そらに春がきた

南風がふいている

きれいに見える ほしぞら

冷え切った指先に花が咲いた

そらに春がきた

洗濯物ものが乾いている

梅の花が さくらのつぼみが

花壇の菜の花が

春を知らせている