空はどうして青いの

空はどうして青いの

もしもわたしが この世界に生まれて

そらが青くなかったら

悲しくて泣いてしまうにちがいない

このそらはいつまでも わたしのものでいて

つらかったときも

うれしかったときも

わたしのものでいて

うつになってから体がうまく動かないの

なまりみたいに重くなって四肢をつかまれてるみたいで

頭の中でさえ ぐるぐると良くないことが堂々巡り

息をすえない 吐けもしない

空の青さは そんなわたしを

少しでも救ってくれるの

だからどこまでも続いていて

どこからでも私を見つけて

そっと抱きしめて

そのやさしい色で