
わたしの症状のひとつに希死念慮がある。
死にたいと思う気持ちである。
はっきり原因はない。
つらいから死にたい。
消えたいとも近い。
もう全部やめたい、楽になりたいも同じ。
自殺についてぼんやり、飛び出せば、とか飛び込めば、とか薬をたくさん飲めば、とか、本当にぼんやり考えたりする。
実際に計画するのは自殺企図といって、希死念慮とはちょっと違う。
希死念慮は”症状”だ。
うつ病や双極性障害にはついてまわる”症状”だ。
風邪ひいて咳が出るようなもんかもしれない。
「なんで死にたいの」「死んじゃダメだよ」「死んでどうするの」そんな声がけは見当違いだ。やめてほしい。しんどいだけだ。
風邪だから咳が出るだけで咳しちゃダメとかなんでせきするんだよとか言われても困る。うるさい。
受け止めてほしい
「死にたいぐらい辛いんだね」「いま希死念慮なんだね」それだけでいい。
出来れば温かい紅茶とか、毛布とか、涙を拭くためのティッシュとか、優しさをもらえたら。
恋人や友達が希死念慮を止めることはできない。自分でもコントロールできない。思い直す、とかではない。
頓服飲んで寝た方がいい。
眠れないなら横になってそばにいてもらえれば。
ポツポツこぼれるようや言葉をただ聞いてもらえれば。
衝動的なときはあぶない
ぼんやり死にたいだけの希死念慮はなにも起こらないことのほうが多いけど、追い詰められて興奮してる時は危ない。
「逃げなきゃ!今しかない!」「もうダメだ!限界だ!」
衝動性もわたしの”症状”だ。
そういうときは鎮静作用のある頓服をすぐ飲んだ方がいい。副作用で傾眠するぐらいがいい。
私は家を飛び出して川まで行ったことも、
家を飛び出しで踏切まで行ったこともある。
おもむろに酒を買い、駅のホームで電車を見ていたこともある。
衝動があるときは本当は望んでない死が近づくことがある。
助けてほしい!と心の中で叫びながら自滅の道を選ぼうとする。

これは全部私の場合です。薬でのコントロールは本当に大事だけど、たくさん薬を飲んでるせいで希死念慮が出てくることもある。医師と相談しなければならない。
SOSを出すのは難しい
鬱期はとてもとても辛いです。こんなに希死念慮をかかえながら毎日過ごすなんて。
助けてくださいは、近い人にこそ言いづらいものです。
程度も伝わりにくいです。
本当のSOSなのか、
いつもの「つらい」なのか。
明るく「そろそろほんとにやばい」っていう場合もあります。そもそもSOSを出すのが下手です。我慢します。強がります。
どうか助けてください。小さな悲鳴を聞き逃さないでください。
限界をとっくに超えてる時もあります。
私はパンクしていてもぶつかって事故って止まるまで走り続けるタイプです。
鬱期はつらい。それなのに頑張ってしまう。
疲れました。